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2012/03/01
自慢のおじいちゃん(94歳)が生涯を終えることになりました。 昨年より体調を崩し、入退院を繰り返していたのですが・・・。 徐々に弱っていく姿をみるのは本当に辛かった・・・。 どんなにすごい人でも必ず「死」を迎えることは分かっていても、 いざ、死を目の前にすると思い出と共に涙が溢れてくる。 この思い出の大きさで涙の量は変わってくるのだろう。 告別式・・・ 涙が溢れることは覚悟していた。 覚悟と言うより、我慢する必要もない。 告別式が始まりお経がはじまる。 なんと、お坊さんが涙を流し声が霞んでいるではないか。 ハンカチで何度も何度も涙を拭うお坊さん。 お坊さんとおじいちゃんは長きに渡る良き理解者同士。 そう、お坊さんの涙がキッカケだったかな・・・。 そこから涙が止まらなくなった。 そうだよ!我慢する必要なんてないんだ。 ハンカチを片手に・・・。 来賓の中には議員さんや市長さん等の姿があるなんて・・・。 おじいちゃんはいったい何者? 我々にとっては普通のおじいちゃんなのに、おじいちゃんの お知り合いには度肝を抜かれたな。 自慢のおじいちゃんがさらに自慢できちゃった。 式場の電気が消えた。 なんとおじいちゃんの生立ちの話が始まった。 知らなかったことや、よく知っていること色々な生立ちが 耳に入ってきたと同時に涙が溢れてきた。 やっぱり思い出の量が大きかったのだろう、たくさんの涙がでたよ。 棺の中にいるおじいちゃん。 すごくいい顔してた^^ 棺の中にお花がたくさん入っていく姿をみると、ほんと幸せそう に見えたよ。 顔が隠れちゃうほどきれいな花に囲まれて、ついに最後なんだ って心に感じたとたん涙が止まらなかった。 もうすぐ4歳になる娘の目にも涙が溜まっていた。 こういう経験は2回目。 小さな声でバイバイって言ってくれた娘。もう理解しているんだね。 ビックリだよ。 ************************************************************* おじいちゃんとは、住んでいるところが60キロ以上離れてるので 盆・正月等を利用して家族揃って、顔を見せに行く関係でした。 ただ、それは自分たち孫が小さな頃の思い出です。 大きくなるに連れて顔を出す頻度が少なくなっていきました。 至極あたり前なことかもしれないけど、幼き頃が懐かしく感じた。 会いに行けばいつも笑顔。 とにかく、話すのが大好きなおじいちゃん。 自慢話を話すのが大好きなおじいちゃん。 その自慢話を聞くのがホント楽しかったよ。 大人になってやっとわかったことがあるんだ。 おじいちゃんは、自分の経験を幼き我々に語り掛け正しき道に 導いてくれていたのです。 当時は全く理解できなかった。 社会人になって、結婚して、子どもが生まれてやっとわかったよ。 お酒が大好きだったね。 日本酒。ビール。楽しくたくさん飲んでたイメージ。 人に勧めるのもお手のもの。 健康に気を使うようになってからは、焼酎派に。 お酒=おじいちゃん こんなイメージだったよ^^ お蔭様で自分もお酒が好きになったし、限度もわかるようになったよ。 「お酒に飲まれるな」の言葉。よく聞いた。 「年に一回くらいはハメを外してもいいぞ」の言葉も聞いた。 自分の成長に合わせて言葉を変えていたのかな。 今ではこの2つの言葉を使い分けて、楽しく飲んでいます。 ゲートボール優勝・劇で主役・おいしい野菜・ルービックキューブなど、 数えきれない程の得意分野があったおじいちゃん。 だからこそ、自慢のおじいちゃんだったんだ^^ まだまだあるよ! 戦争で負傷した足。 そんなの関係なかったね。 だって、なんでも一人で熟していたから(自転車だってのってた) でもね、痛々しく見えたこともあったんだよ。 でもねそれを一度も顔には出さなかったね。 ******************************************************** おじいちゃんと幸せを引き継ぐ者。 おばあさん・子ども3人・孫8人(私含)・ひ孫6人+α おじいちゃん!こんなにいっぱいいるんだよ! おじいさんの笑顔全体忘れないからみんなの幸せを見守ってください。 お別れのときのみんなの涙は、おじいちゃんとの思いでの涙。 いっぱいだったでしょ?^^ でも、わかった。 改めて感じた事があるよ! だれよりも強くおじいちゃんを引き継いでいる人は・・・ おばあちゃん・そして、おじいちゃんの3人の子どもだったてことを。 孫たちも負けないからね^^ おじいちゃんの体はもうなくなっちゃったけど、みんなの記憶の中で いつまでもいつまでも笑っているおじいちゃん。 よく悔いが残る人がいるけど、私は全く悔いはありません^^ おじいちゃんがおじいちゃんでよかった。 だって、こんなに楽しい思い出だらけなんだもん。 おじいちゃんには感謝の気持ちしかありません。 おじいちゃんへ、今度は清々しい気持ちで手を合わせに行くね! たくさんの思い出ありがとう! PR |
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